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今年最初の

本年初めての東宝。
やや辛口・ネタバレ(?)かもしれませんので、これから観劇予定の方はお読みにならない
で下さいませ~。




前回ツリーが飾られていた場所にはお正月飾りがキレイです。
劇場はいつ行っても大好きな場所ですが、新春の華やかさはやはり別格ですね~。

写真はありませんが、VISAのパネルもキムちゃんに変わってます。
まだ見慣れないのでいちいち“おおっ”と反応してしまうワタシ(笑)


さて星組『エル・アルコン』。

久々のコスチュームもの+個人的に原作ファンなので楽しみにしていたのですが…。


原作のエピソードや登場人物の取捨選択の基準(?)がいまひとつ理解できず、
正直言って最後までのりきれないまま幕が下りてしまいました。
(ジュリエットやエリザベス女王など、登場の意義さえ????)

“迫力のある”“見せ場”を作りたいのは理解できるのですが、銀橋も多用しすぎな感が否めません。。。

良かったのはゴージャスなお衣装と音楽、いうまでもないとうこさんの美声。

舞台転換時のライティングや、宝塚には鬼門(?)の画像の舞台背景も、今回はわりあいセンス良く
まとまっており、決して全ての演出を否定するわけではないのですが、なにしろエピソードが盛りだくさん過ぎて、
一番肝心なティリアンの野望と生き様に雄大さが欠けたように感じられて。。。。

原作が劇画だとかえって舞台化は難しいのかもしれませんが、大人の観賞に耐えうる原作の持ち味が
あまり生かされない仕上がりにちょっとがっかり…。

ギルダとティリアンのロマンスですが、後付の薄っぺらいエピソード(原作に無いからイヤ!なのではないのです。
原作を超えるエピソードなら大歓迎♪)にもどうにも感情移入できず。。。
結局、主要な三人の登場人物の生き様に一貫性を感じられないので、観ていても感情移入が
できなかったのかなぁ…。(レッドは生き方に一貫性はあるのですが、“復讐劇”というほどの重みが
感じられず残念…。レオン君は華やかなオーラは◎ですが、後半はもう少し翳りが欲しかったな…)

これは私が原作ファン故の辛口なことは重々承知の上なのですが、せっかく宝塚で舞台化するならば
原作ファンの方たちに、“良い意味で”驚いてもらえる様な舞台にして頂きたいのです。
そうでないとご新規ファンの開拓+リピーター獲得はなかなか難しいかと。。。。
(ファンは“スター”を観に行っても、一般客は“ドラマ”を観に来ていると思いますので…)
基本的に、1本立てにしても良いくらいの原作をむりやり上演時間にはめ込んでいるのですから
その辺りから考え直さないと難しいかもしれません。。。

今回も美ジュアル的には(お衣装やセット、主要キャラ自体は)遜色ない…というより“宝塚”だからこそ、
“星組”だからこそできる舞台化だと思いますし、なにより演じ手の技量・熱意を思えばこそ、あの脚本と演出では
役不足に見えて残念です。。。。

原作をご存じない方に理解しやすいよう、説明セリフ&歌は満載なので、ストーリー自体はさして難解とは思いません。
かえって原作を知らないほうが、もしくは原作から離れて、“宝塚版”エル・アルコンと捉えれば、これもまた
一つの物語として大劇場公演にふさわしい、華やかなひと時を楽しめたのかもしれません^^;
これは原作ファンのジレンマですね~。

楽しいコトだけを書きたいと思っている私にしては珍しく(?)辛口の感想となってしまいましたが、青池作品も
宝塚の舞台も好きだからこそ、あえて本音をつづってみました。

とうこさんもあすかちゃんも好きなので『赤と黒』に期待をつないで…
by a-applause | 2008-01-06 23:53 | 感激☆観劇
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