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『マルグリット』

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このポスターの雰囲気通り、非常物憂げな、美しい舞台でした…。

初見で断言するのおかしいかもしれませんが…私の個人的な感想としては…“男役・オサちゃん”の
面影を偲びたい方には向かない作品だと思います。

以下、思いのままに書き連ねていますので、よろしければお進み下さい。




向かない…と断言すると言葉がキツイかもしれませんが、かもし出される雰囲気といい、姿態といい、
ラブシーンの多さといい(笑)“男役”ファンだとかなり!!!なシーンは満載です。

私は表現者としての彼女のファンなので、むしろ引き込まれて観劇しましたが、これは評価が分かれそう…。

シカゴでは、タカちゃんもスリップ1枚でバリバリ踊ってましたけど(笑)あの役は多少コミカルな雰囲気ですし、
切れ味のいいダンスを堪能できるし、メイクも髪型も何となく中性的な雰囲気を醸し出していたので
そんなに男役時代と違和感を感じなかったのですが…。

オサちゃんは本当に本当に“女性”でした(…当たり前なんですけど^^;)。
身のこなしもセリフの言い回しも歌い方も…“男役”の影は微塵もありませんでした。
(…それをちょっと寂しいと思うか、それとも新生・春野寿美礼誕生!と感じるかは観る人次第だと思います)


盛りを過ぎかけた…過ぎた…?女性の恋、悲哀、それゆえのひたむきさ…非常にオトナ向きの上質なミュージカル。


楽曲も衣装も素敵でした。

美しいのですがどことなく物悲しい旋律に、おさちゃんのあの細面の憂い顔がまた良く似合っていて…。

確かに高音はやや細いかな…とは思いましたが、“元・歌姫”の設定に相応しい(お芝居の設定でも、また実際にも^^)
透き通るような…時に震えるようなソプラノが占領下のパリという陰鬱な雰囲気を良く醸し出していたように思います。

…かつての朗々たる低音を懐かしく思わないわけではないのですが、このミュージカル、このマルグリット役としては
この歌い方に魅せられました。


衣装は…一見シンプルなのですが、とてもラインの美しい、質の良さが際立つ印象を受けました。

登場のシーンの紅いドレスも素敵ですが、クライマックス近くに着る白いドレス+ファーのストール
(まさに紅白の椿?)が大人の女性の雰囲気たっぷりでとても美しいです。


ストーリーは…椿姫がベースですから、もちろん悲しい結末です。

人の心の弱さ、脆さ、権力に媚びへつらい、弱者を踏みにじる身勝手さ…それでもその中に愛や友情
(…というコトバでくくると非常に安っぽいのですが^^;)も有り…。

また、マルグリットの生き方を非難する資格をどれ程の人が備えているのか?
真に純粋な生き方とは何だろう…?…等と少しシリアスに考えてしまう“重さ”を持った作品でした。

観終えた後、とにかくハッピーな気分♪とは180度違いますが、けっしてやるせないだけのストーリーではない、
混沌と混乱の戦時下という暗がりで咲く白ツバキの美しさに触れることができました。


色も味も様々に、かわいらしくラッピングされたキャンディーがぎゅっとつまったBOX…それが宝塚の舞台だとすると、
このマルグリットは非常に濃厚な一粒のチョコレートといった印象。

ビターなチョコレートの中に、思いきり濃厚な洋酒の味と香りがつまっているチョコレート。

一度に沢山は食べられないし、万人向けではないかもしれません。

でも…お好きな方ならクセになるようなお味だと思います^^



私にとっては…大満足な舞台『マルグリット』…日生も…ちょっと気になる今日この頃^^;



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ロンドンバージョンのCDを購入しましたので、当分『マルグリット』の世界に浸ろうと思います。


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by a-applause | 2009-02-14 23:45 | 感激☆観劇
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